絵本「武四郎とショコツアイノ」

<発行日など>
発刊日:2019年3月15日第1版発行
文 :高橋浩徳(しょこつがわ連携研究会)
絵 :井上愛実(滝上町民)
監 修 :高瀬英雄(松浦武四郎記念館元館長)
<発刊に至る経緯>
以前より、武四郎が著した「志与古都誌」の現代語訳を発刊し地域住民に松浦武四郎を紹介し、その功績を知ってもらおうと計画していたが、2018年の会議の中で後世に残していくためにもより多くの子どもたちに伝えることが必要である、そのためには絵本を作成しようという結論に至った。
(同)Casochiの井上愛実さんに挿絵を依頼したところ、快く引き受けてもらい、さらにCasochiのつてで編集者長谷川彩さんの協力を得ることができた。
物語の内容は、子どもたちに興味を持ってもらえるよう、現代に住む子どもの視点で武四郎がシコツアイノと出会った内容を捉えることにした。

「武四郎とショコツアイノ~渚滑川でのふしぎな出会い」発刊までに、設定やストーリー展開、絵コンテ制作、文章 校正などさまざまな経緯がありました。
<第2版発行>
発行部数は100部とし、紋別市と滝上町の各学校や、図書館などに寄贈した。しかし反響が大きく欲しいという声が多かったため、クラウドファンディングで資金を調達することになった。
2019年の7月から8月にかけて約2か月の間に、多くの方より合計70万円を超える支援をいただき、第2版を発行することができた。
クラウドファンディングはCAMPFIREにて実施。プロジェクトページではしょこつがわ連携研究会が発足し松浦武四郎についての研究をスタートする経緯、松浦武四郎とアイヌに関することについても触れています。
<絵本のあらすじ>
渚滑川へ向かう途中で転んで気を失った武君が目を覚ますと…
なんと犬に変身していたのです…!!
武君が変身してしまったのは、ショコツアイノと名乗るアイヌが連れていた犬。
松浦武四郎が出会ったショコツアイノは実際に、2頭の犬を連れていたと言います。
※絵本では武君が変わってしまった犬に「ラメトク」と名前を付けましたが、これはフィクションです^^
さて、思いがけず「ラメトク」になってしまった武君は、武君の意志に関係なく、ラメトクとしてショコツアイノについていきます・・・